「ポカン口」って
ポカンと口を開けている事は、自分の健康を妨げます。
例えば、朝の起床時に口がカラカラの状態になっている事はありませんか?
朝起きると、のどがかわいている、のどが痛い、扁桃腺がよく腫れる、鼻がつまったりする等は、
口呼吸の弊害であり、ポカン口の子供によく見られやすい症状です。
ポカン口には、
口唇閉鎖不全症
というれっきとした病名がついております。
呼吸は鼻から吸うのが基本です。
鼻から吸う事で、空中にある菌やウイルスが、鼻粘膜のせん毛や粘膜に吸着されて、からだに侵入するのを防ぐのです。
ポカン口の子供はどうしても口呼吸をしていますので、空中のウイルスが、のどから直接肺に入って、風邪などのウイルス性の病気にかかりやすくなってしまいます。
口の中がかわくと、雑菌が繁殖しやすくなり、唾液による自浄作用も減り、虫歯にもなりやすくなり、歯周病や歯周炎、口臭の原因にもなります。
また、
口呼吸では、鼻の臭覚細胞が刺激されません。食物の匂いが分からなくなったり、匂いに鈍感になる場合もあります。
ポカン口は、色々な弊害を起こす要素と言えます。
この様な症状が思い当たる場合は、是非とも歯科医院で相談を受けて欲しいと思います。