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ポカン口を改善するガムの訓練
正常な舌の姿勢位は、口を閉じている時に、上あご全体に舌が軽く接触している状態です。
舌の姿勢位が悪いと舌の動きが不安定になり、いわゆる「舌が暴れる」状態となります。
また口の中が狭い場合も、舌は正しく機能できません。
その結果として、上下の前歯が閉じれない開咬など、色々な悪い歯列の原因となる事があります。
そこでガムを使用して、舌の姿勢位を確認してみましょう。
使用するガムは、上あごに比較的くっつきやすいクロレッツかフィッツがおすすめです。
ただクロレッツは少し味が辛めなので、小さいお子様はフィッツを使用した方が良いかもです。
いずれを使用するにしても、一度口をすすぐ事で味を少しごまかす事は可能かと思います。
それでは、話を元に戻してガムの訓練をやってみましょう。
子供にガムを咬ませ、舌の上で丸めたガムの塊を作らせます。
この段階で、
ガムを丸く出来ない子供は、咬んだ食材を舌の上に乗せた時も、一つにまとめられないので、食事の時にも口からボロボロこぼしたりして、咀嚼障害や嚥下障害を起こしている事が考えられます。
更には、唾液を3回飲み込んでもらってから、ガムの塊の厚みと位置を見てみます。
ガムの塊の厚みは舌圧を示し、形や位置は舌の動きを表します。
ガムの塊の形態にも注目しましょう。
舌は口の中の食物をのどに送り込む役割をします。
ガムの塊が前方にある場合は、その機能を果たしていない証拠です。
是非、一度舌の状態を確かめる為に、ガムの訓練をしてみて下さい。