「舌の機能」の大切さ
舌の機能の大切さは、漢字にも表れています。
尊敬する床矯正研究会の鈴木設矢先生から教えて頂きました。
以下は抜粋になります。
活力、活動、活発など「活」の字に「舌」が使われています。
舌に「シ」偏がついているのは、勢いよく気が流れて、からだを元気にする様子を示しております。
舌が正しい位置になく、暴れた姿勢を示す「乱」の字は、反乱、狂乱など心身の乱れや不安を感じさせる言葉に使われます。
この文章を読み返してみると、いかに「舌」が大切なのか本当に良くわかります。
「舌」の色や形を見ると、治療時にも体調が悪いのかなと思う時も有ります。
もう一つ、鈴木設矢先生のお話しです。
「話」という漢字は「言」と「舌」という字が合わさっています。
舌は食べ物を味わうと同時に会話にも使われます。
家族で食卓を囲み、語らい、楽しむ時間をもたらしてくれるのです。
「憩」という字も自ら舌で味わいながら、心を和やかにする事が心にゆとりを持たせるという意味です。
舌は人が生きるのに不可欠な器官
なのです。
舌を正しい位置に保ち、活性化させることが、心身を元気にしてくれる事を昔の人は知っていたのでしょう。
以上、鈴木設矢先生の文章からです。改めて、漢字の持つ意味のスゴさを感じます。
それと本当に「舌」ってからだにとって、重要な器官と言えます。
この事を是非、患者様に伝えて、正しい舌の機能が歯並びや健康に影響する事を話して行きたいと思います。