○子供さんへの食事指導
子供さんへの食事指導について聞かれる事があります。歯並びが既に悪くて、現在矯正中である場合には特に保護者さんも気になる事かと思います。
現在は加工食品が多く軟食の食物があふれております。
食事は運動と考える方が良いです。先ず、食事の時の姿勢は正しい姿勢で食事をとる。
小さい子供さんであれば、足がブラブラした安定しない状態で食事をとるのは姿勢が猫背になったりするので良くありません。
足がきちんと床につく様に、イスの高さを調整して食事をさせましょう。次に食事の時に食卓からはお茶、水を置かない様にしましょう。
どうしてもお茶、お水が有ると食材を最後まで咬まずに流し込んでしまう可能性があるからです。食事と運動と考えて、最後まで咬んで、小さくして食べましょう。
次に「食材」です。
冒頭にも書きましたが、加工の食材が非常に多い現代ですが、なるべく食材は素材そのままで。
更にはせんい質多く、そして具は出来るだけ多く、また煮込みすぎない様に料理は調理して下さい。
具が大きくて、あまり軟らかくなければ、必然的に噛む回数は増えます。
「食事が運動」と考える1つの理由です。
また出来るだけ前歯でかぶりつく様にしましょう。
つまりは前歯を使う為に、一口で食べられない大きさにするのが重要です。
当院では食事指導をする場合には、以上の様な事を「食事指導」のポイントとして伝えております。
矯正を始めた患者様には以下の本も渡して読んでもらっております。
追加ですが、食事は15分以上かけてリズミカルに咬みましょう。テレビを見ながらのながら食事でダラダラ食べないのも大切です。