「悪習慣が出っ歯の原因になります!!」
発育半ばの子供さんの場合、ちょっとした癖や悪習慣で顎の位置が変わってしまう事があります。
子供さんのあごの関節は成人よりずっと浅いので、下あごが簡単に動いてしまうからです。
例えば、あごをどこかに乗せる癖があるだけで、あごが下がってしまい、上が出っ歯になってしまいます。
たった、
あごを乗せる癖だけで、出っ歯になるのです。
頭の重さは5kgあり、ボーリングの球と同じくらいの重さです。
この重さがずっと下あごを圧迫し続けると、あごが少しずつ後退して、アングルⅡ級という咬み合わせになってしまいます。
他には、姿勢が悪くなるのと、咬み合わせにも相関関係があります。
姿勢がなぜ悪くなるのかを考えてみましょう。
普段我々は、地球の重力を意識する事はありません。
それは無意識のうちに、からだの重心と地球の重力がつり合う様に動いているからです。
重心と重力のバランスが崩れれば、からだはたちまち重力に負けて、倒れてしまいます。
普段から、お子様の姿勢をチェックして下さい。
もしかしたら、バランスを取る為に、どこかにあごを乗せたり、ほおづえをついたりしてバランスを取り、結果的に姿勢を悪くしたりしている可能性があります。
他には、寝転んだ姿勢で本を読んだりしているだけで、歯並びが悪くなったりします。
例えば、寝る時にまくらにアゴを乗せて、読書する癖がある様な子は、下あごが下がって行きます。
本当にちょっとした癖や悪習慣が原因で、顔の印象が大きく変わります。
早めに気付いて予防する。悪い癖を見逃さない事が大切です。
くちびるを巻き込む癖、指しゃぶりの影響で前歯が押し出されたりと沢山あります。
普段からお子さんの仕草をよく観察して、悪い癖はとにかく早めにやめさせましょう。