誤嚥性肺炎のリスクにつながるのが舌圧の低さ
ガムの検査で悪い結果が出る場合は、どこかに悪い習慣があると考えた方が良いです。
そして子供さんと一緒に悪習慣を見つけ、正して行く努力をして行きましょう。
ガムを薄く出来ないのは、舌圧が低い事が原因です。
それならば薄く出来る様に繰り返し練習して行きましょう。
ガムの塊が薄くなり、上あごの真上から、のどの方に付く様になれば訓練は成功です。
家の練習でうまく行かない時は、舌圧を上げる専用の器具を使うと便利です。
取り扱ってない歯科医院さんも有るかもしれませんが、「あげろー君」という専用の器具を販売している歯科医院さんも有りますので、是非かかりつけ歯科の先生に聞いてみて下さい。
舌圧が低いままだと、正しい嚥下が出来ず、誤嚥を起こしてしまう事があります。
ブドウなどをのどに詰まらせて、亡くなった子供さんもいます。
2022年の節分にあたり、消費者庁は5歳以下の子供さんには豆を与えない様、注意勧告しました。
毎年のように、豆を誤飲して窒息する事例があるからです。
子供は硬い豆をうまく咬めず、丸のみしようとして誤嚥を起こしやすいのです。
舌圧が低いままで、成長して老人になると、食事をうまく飲み込めなくなり、誤嚥性肺炎を発症しやすくなります。
誤嚥性肺炎は、日本の死亡原因の第3位です。
小さい時から、舌の機能を鍛えて、正しく維持する事が老後までに影響を与えると言えます。