②「道具の使用なしでも訓練はできます」
顔が曲がっていると、おうちの方が心配して連れて来た子供がいました。
この子の咬み合わせは正常でしたが、口を左右に動かす事が出来ません。
食べ物を正しく咬んでいないため、口の周りにある口輪筋が発育不足になっている事が原因でした。
口輪筋を鍛えれば、筋肉のバランスも改善されます。
「とじろーくん」を使用して、口輪筋の訓練をしてもらってもOKですが、更に簡単な方法が有ります。
前歯と唇の間に水を含んで、ブクブクしながら唇を左右に動かすと口輪筋を活性化する事が可能です。
この訓練を3ヶ月続けてもらったところ、顔の曲がりは劇的に改善しました。
たったこれだけの訓練。うがいの訓練で、顔の印象はずいぶんと変わりました。
口の筋肉を正しく使わないと、怖いことが起こります。これは、
成人後でも顔つきは変えられます。
しかしながら、顔が曲がっている場合、骨格が曲がっているのか、それとも筋肉がゆがんでいるかを見分ける必要があります。
次回は、この成人の場合の話をします。