「うがいの仕方」でも反対咬合になる!?
うがいの仕方にも反対咬合の原因が実はひそんでます。
子供さんがうがいをする時の様子を注意深く観察してみて下さい。
通常、うがいをする時は、奥歯と頬の間に水をためてブクブクとします。
ところが機能性の反対咬合の可能性のある子どもは、前歯と唇の間に水をためて下あごを前後に動かしてうがいをしています。
下あごを前に出す動きが反対咬合の原因を作ってしまうのです。
この様なうがいの仕方をする子供さんにはお水をどちらかのほっぺに入れて、ブクブクしてねと指導して下さい。
うがい1つをとっても、反対咬合になる可能性があると考えるとこわいですね。
次に、
反対咬合になる悪い習慣は「泣き虫」です。
泣いている子供さんの顔を良く見てみて下さい。
泣いている時は、必ず下あごが前に突き出ています。
いつも泣いている泣き虫の子供さんは機能性の反対咬合になりやすいのです。
赤ちゃんであれば、泣くのは当然当たり前ですが、乳歯列期や混合歯列前期入っても、よく泣くお子さんの場合、下あごが不自然に前に突き出ていないか注意深く観察して下さい。
反対咬合を簡単にチェックするには、口を閉じた時の唇の位置を観察します。
上下の唇がしっかり合わさっていれば、問題なしです。
下唇が上唇より前に出ていれば、下あごが前方に移動している証拠です。
乳歯列期であれば、歯列の異常と言うより、顔の筋肉の使い方が間違っていることが多いので、悪い習慣をやめて、顔の筋肉が正しく使える様になれば、おうちで治せる矯正になるかもです。