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「姿勢の問題はおんぶから始まる!!」
現在の医療の問題点は、出産については疾患ではないとの考えから出産後は、乳幼児の健康管理を小児科に移行する事です。
本来は、出産後は正しい育児を指導する保育士のいる医院に入院するか、保育士から指導を受けるのが望ましいと思います。
正しい授乳の仕方や乳幼児の抱き方などの指導を受けた方が良いと思われます。
子供の悪い姿勢は、出産直後から発症する場合が多いからです。
首が座るまでは、赤ちゃんはお母さんのお腹にいた時の姿勢が一番落ち着きます。
たまにおんぶしているお母さんの後ろで赤ちゃんの首がダランと下がっているのを見る事があります。
これは首を支えず、頭が後ろに下がった形で、このおんぶの仕方は問題があります。
頭の重心は頸椎より前方に位置してますから、頭が後ろに下がりすぎると脳幹を圧迫します。
脳幹の圧迫は生体に影響を与えます。
特に、脳幹下部にある延髄は、呼吸、咳、心拍、唾液の分泌、姿勢を保持する反射運動を調整していると言われます。
また、頭が後ろに傾斜すると頸椎が歪み、首の後ろの筋肉やからだを支える脊柱立位筋が硬くなる事により、自律神経が圧迫されます。


