「歯根膜とは」|らいおんデンタルクリニック|中津市・吉富町の歯医者

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医療コラム

「歯根膜とは」|らいおんデンタルクリニック|中津市・吉富町の歯医者

「歯根膜」とは

私たちに見えている歯は、硬いエナメル質に覆われた「歯冠」という部分であり、虫歯から歯を守ってくれています。

そして歯が生える方向を決めているのは、歯冠の奥の方ある歯根です。

更に、セメント質に覆われた歯根は「歯根膜」と言う繊維(せんい)に包まれており、歯を支える歯槽骨につながり、基底骨という硬いあごの骨に固定されています。

前歯の歯冠部が曲がって見えるのは、歯根が曲がっているからです。

実際に歯根の生える方向を決めているのは歯根膜です。

歯根膜の厚さは平均で0.2mmしかありません。

その薄い歯根膜が歯根を網状に取り巻き、歯槽骨に固定しています。

歯根膜に違う方向から、力を加え続けると歯が曲がっていきます。

そして歯の生えるスペースが無いと、歯根膜は歯根が曲がった状態のまま固定するしかなくなります。

歯根膜は前歯で咬んだり、歯の萌出方向に影響を与えるのが良く分かると思います。

すなわち歯をまっすぐする為には、

歯根膜に対しては垂直に力を加える必要があります。

それには前歯で咬むことが必要です。

まっすぐ咬めば、歯根膜は歯を正しい位置に修正しようとしてくれます。

必要なのは、前歯で垂直に咬むことです。

特に発育盛りのお子様には是非、歯根膜の働きを理解して頂き、日々の食事に気を付けて欲しいと思います。

食材を切り刻むだけでなく、大きく食材を出すのが大切です。