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「花粉症と食物アレルギー」
子供が嫌いな食べ物の中にアレルギーが含まれている事があります。
おうちの方は良く観察して、単なる好き嫌いではない事を見抜いてあげて下さい。
果物や野菜を食べた時に「口の中がピリピリする」と訴える子供がいます。
「口腔内アレルギー」です。
言葉がしゃべれる年齢であっても不快な症状をうまく表現出来ない子供もいますので、口腔内アレルギーや食物アレルギーには特に気をつけて下さい。
食物アレルギーのトップは、鶏卵、牛乳、小麦です。
バナナやピーナッツ、そばにアレルギーの子供さんもいます。
年齢によってもアレルギー食品は変わって来るので注意が必要です。
食物アレルギーは花粉症とも関係があります。
花粉症になるのは、体内に花粉のアレルゲンに対するIgE抗体が有るからです。
生野菜や果物のアレルゲンは、花粉のアレルゲンと構造が似ている為、IgE抗体が反応して口腔内でもアレルギーが起こる事があります。
スギ花粉症には、トマト、シラカバ花粉症にはリンゴ、もも、さくらんぼ、イネ科の花粉症にはトマト、スイカ、メロン、オレンジなどが反応しやすいので注意が必要です。
また、子供はぎんなんを食べすぎると中毒症状を起こします。
加工食品には、食品表示法に基づき、栄養成分、原材料、添加物の表示の義務があり、2022年4月からは原材料の産地国の表示も義務化されました。
この様な表示にも良く目を凝らす様にして下さい。