「頬杖が原因となる奥歯の交叉咬合」
頭の重さは実は5kg位あります。例えば、その頭を片側の頬をずっと押した状態で押し付けていたら、押された片方側の歯列は多分、内側の方に曲がってしまうでしょう。
そうすると片方に交叉咬合が発症してしまいます。
頬杖でも同じ様な現象が起こります。ちょっとした癖などで、とんでもない病態を作る事があります。
この様な悪い癖や習慣に気付いて、注意してやめさせるのが、おうちで出来るおうち矯正です。
周囲の家族や友人の観察力がおうちで出来る矯正につながります。
例えば、たかが頬杖くらいでと思うかもしれませんが、大人になってしまうとただの歯並びの問題では済まなくなってきます。
成人になってからでも頬杖が原因の臼歯の交叉咬合、顎変形症になります。
もし、成人になって骨格の顎変形症、顎関節症と診断されたとします。
重篤な症状の場合、外科矯正で入院、手術する事となり、そうなると治療費用も百万単位となって来る場合も有ります。
悪い癖を放置しておくと、いかに大変な結果を招く恐れがある事を認識しておいて下さい。
次回は、反対咬合になる悪い癖。
「ポカン口」
についてお話をしたいと思います。
一昨日に、幼稚園の検診に行きましたが、「ポカン口」のお子様が多い事に驚かされました。
併せて、「反対咬合」を発症しているお子様が多かった印象があります。
この「ポカン口」について、以前にも書きましたが、再度またやりたいと思います。